先日、息子の懇談があった。
息子には、今までも成績の事で色々と悩まされて来ている。
勉強だけが全てじゃないけど、それだったら、公立校に転校してほしい。
いったい、幾ら払ってると思っているのだ!!
別に奨学金を狙えだとか、表彰されるような生徒になって欲しいとか
いい成績を収めろという次元の話ではない。
まともな成績をとって来い。合格点をとって来い。
分からない所があったら、先生に訊きに行け。
宿題を出せ。それも期限内に出せ。再提出が必要ならやり直して出せ。
たったこれだけの事が出来ずに、毎回 D やら 時には F やらとって来る。
理解出来ていないままの生徒を放置している学校が悪いのか?
それとも、親がもっと密に学校に連絡を入れて、各先生たちと細かく
メールを入れ合って、課題がこなせているのか、未提出物はないか
確認し合えば改善されるのか?
色々試して結論から言えば、答えはわからん。 でも多分、Noだろう。
本人にやる気が無いのだ。親が毎年、なけなしの100万払って
学べる環境を整えてやっても結果なんて出るはず無い。
ましてや、息子はもう小学生ではなく、中学生でもなく、
人の意見も心の底からは聞いちゃいない、そんな高校生だ。
親が怒ってる間は黙って、嵐の過ぎ去るのを待ってるだけに違いない。
いつまでも子供じゃないし、親として言う事言ったら
後は本人に任せるしかないのだ。
などと偉そうな事を言っても、我が子はやはり気になる。
気にはなるけど、少し距離を置いた方がお互いのためじゃないか。。。
私も旦那もいつまでも若くは無いのだ。
同じ事の繰り返しの 堂々巡りの息子との言い争いにはクタクタだ。
こんな事を続けてると私がガンになるか、
旦那が鬱病にかかってしまうのではないか?
そんな思いが心をよぎる。
普通の事を普通にしろよ。なにがそんなに難しい?
普通の子がとって来る平均成績で良いから とって来いよ。
言葉には出す事を控えだしても、そんなオーラが全身からにじみ出てくる。
あの子は扱いにくい子だ。公立校に通っていた小学校、いいやそれ以前の
保育所時代から考えるに 良い先生に巡り会った事がない不運な持ち主だ。
でも、ちょっと待てよ。皮肉屋で、努力を惜しみ、人付き合いが苦手で
一切話さず殻に閉じこもりがち。。。自分の生徒がこんなだったら、
先生だって扱いにくいに違いない。先生にとってもハズレな生徒だろう。
そんなこんな想いを巡らせながら、車を停めて校舎へ入った。
結局、改善案や解決方法なんてないのだ。
懇談の度に出される処方箋。。。効いた試しがないのだ。
今年の担任の先生は開口一番、息子を好きだと言った。
あの子の課題は、確かにたくさんあります。
担任になったのは、今年が初めてですが教えた事はあります。
過去3年間の彼を知っていますが、今年が一番積極的です。
例えば、今までは答えが分かっていても 絶対に挙手しませんでした。
「なんで、そんな面倒くさいアホみたいな事しなあかんねん」
ティーンエイジャー特有の問題です。
彼が僕の事を好きかどうか分かりませんが、膝と膝を突き合わせて
大人のレベルでここまでやらなアカンで と彼に理解してもらうのが
僕の仕事、ビジネスという意味の仕事ではなくて、僕のミッションだと
思っています。
と言う様な内容の話をされた。
のれんに腕押し、糠に釘のような息子相手に今までのどの処方箋も
効かなかった事を知っている私は少し驚いた。
息子は自分に自信がないのだ。
チャレンジして失敗するより、はなから努力せず失敗する方を選ぶ。
あの子を変えるには根気がいる。愛情がなければ出来ない。
あの子は難しい子です。自分からは心の扉を開けません。
見た目と違って、もの凄く頑固な所があって
一度嫌だと思えば梃でも 意見を変えません。 と言った私に。。。
難しい子。。。難しい子だけど、こう言う所が良いとか
難しい子だけど、気持ちがきれいとか 後に褒める気持ちが無いなら
たとえ親でも「難しい子」とは言わないで下さい。
例えば、あの子は万人ウケはしないでしょう、
だけどマニアにはウケる! 彼はそんなセンスの持ち主です。
そうか、そう仰って下さるんなら 頼んます。1年間宜しくお願いします。
時計を見ると10分の予定が30分近く経っていた。
次の親が待ってるに違いないと思いながらドアを開けて外へ出た。
外は明るくて太陽が眩しくて、車内は蒸し暑かった。
今日は懇談後だけど、息子に成績の苦情を述べなくて良い。
それって、こんなに気持ちのいい事なんだなと改めて感じた。

まだまだ中間成績だけど、今回は D も F も無かった。
息子の名誉の為に。。。C が1つで、後は全て A と B だった。
でも、まだまだ中間だし、C も1つだけど有るし。。。。と、
オット。。。これがいけないな。
「頑張ったね。」と素直に言えない私は悪い。
せっかく、↑ こんな素敵なコメントを残してくれた先生もいるのにな。